大学生で一人暮らしを始めると、生活費が意外とかかることに気が付く人も多いです。
仕送りがある大学生もいれば、自分でアルバイトをして生活費を稼ぐケースもあり、パターン別に生活費の捻出方法や節約方法は変わってきます。
せっかくの一人暮らしですから、節約だけでなく楽しく毎日生活したいですよね。
そこで今回は、大学生の一人暮らしの生活費を細分化し、「どこを節約できるのか」「生活費の中でどうやって遊びのお金を捻出するか」などをお伝えします。
ぜひ、参考にしていただけたらと思います。

大学1年生〜現在も継続して一人暮らしを行なっており、経験と知識は多彩。
大学生の頃、仕送りなしでアルバイトをしつつ一人暮らしをしていた経験を活かし、そのノウハウを当記事でご紹介いただきます。
内容がサクッと分かる目次
大学生の一人暮らしの生活費の内訳と節約方法
まずは大学生の一人暮らしの生活費の具体的な内訳を見ていきましょう。
(※住むエリアにより異なる)
食費・・・2万〜3万円
生活消耗品・雑費・・・5,000円
光熱費・・・1万円
携帯代・・・5,000円
定期代・・・5,000〜1万円
(合計)8万5,000円〜14万円
これらが最低限かかる生活費です。
(※家賃は住むエリアによって、金額の開きが激しいです。)
この中で節約できるのは食費・光熱費・携帯代が挙げられますが、仕送りがあるかないかによっても自由に使えるお金が変わってきます。
家賃に関しては仕送りや奨学金からまかなうこともでき、筆者の場合は奨学金から家賃を捻出していました。
定期代に関しては、これは節約するとしても定期区間を短くするか、思い切って自転車通学にするか。
ですが、距離の問題で自転車通学にできない場合もあるので、その場合は思い切って大学近くのアパートを借りると、交通費全般の節約にもなります。
光熱費の節約方法
光熱費は電気や水道代など微々たるものですが、節約すると意外と大きな金額になるのでおすすめの節約方法です。
まずは電気代ですが、契約アンペアを見直すことをやってみましょう。
だいたいの契約アンペアは30Aになっていることが多く、30Aは一人暮らしでは十分すぎるくらいか、電気を使いすぎる原因になってしまうこともあります。
筆者は20A契約にすぐに切り替え、基本料金を約300円節約し、年間で3,600円カットしていますよ。
20Aでどれくらいの家電を稼働させることができるかというと、熱を発生させる家電1つ、冷蔵庫など常時稼働させておく家電を2つ使うことができます。
20Aを超えると自動的にブレーカーが落ちて家の電気がすべてオフになるので、使いすぎにも歯止めをかけることも可能。
一人暮らしの環境を、節約できるように持っていくというイメージです。
ブレーカーが落ちると「バチン!」と大きな音がするのでびっくりしますが、「これは使いすぎなんだな」と認識できるので、電気の使いすぎでお金を無駄にしてしまうリスクを減らすことができますよ。

食費の節約はこれがおすすめ
食費の節約をすると言っても、食べるのを我慢しすぎるのは、体には良くないことですよね。
実は大学生の節約は、食費が大きな鍵を握っていると筆者の経験から思います。
大学生になると、飲み会があったり、友達と授業終わりに外食したり、お昼に学食やファミレスに行ったりなど、意外と出費してしまうのです。
「でも安い外食ならそこまで値段はしないし、節約には関係ないんじゃない?」と思うかもしれませんね。
そんな油断は禁物です!
1回500円のランチを食べたとしましょう。
大学に週5日通って1週間で2,500円、1ヶ月で1万円がランチ代としてかかるわけです。
大学生の1万円ってかなり大きな負担になる金額で、アルバイトで月5万円稼いでいたとしてもかなりしんどいやりくりになるでしょう。
もちろんランチ代以外にも、朝食代・夕食代もそこに加算されるので、食費だけでも2〜3万円以上もかかってしまいます。
週に2回お弁当に切り替えたり、学食のお手軽メニューを取り入れたり、積極的に自炊をしたりすると、ちりつもで節約になっておすすめですよ。

携帯代の節約は格安スマホで
筆者が大学生の頃は今のように格安スマホがありませんでしたが、ウィルコムという携帯電話で話し放題になる機種を選択して節約した経験があります。
それで携帯代が月に6,000円程度でした。
今では格安スマホがあるので、携帯代を節約するにはもってこいの項目です。
ドコモやau、ソフトバンクなどでは話し放題のプランをつけてその他のオプションをつけずに、1ヶ月8,000円前後。
格安スマホであれば1ヶ月2,000円〜3,000円程度になります。
ただし格安スマホの場合、通話は5分や10分は無料、超過分は追加料金がかかるプランもありますので、通話が多い人は通話し放題プランにするとよいでしょう。
格安スマホで通話し放題をつけても5,000円いくかいかないかの金額になるので、思い切って格安スマホに乗り換えるのも1つの節約方法です。

スポンサーリンク
まだまだある!一人暮らし大学生の節約方法
以上に紹介した、食費・光熱費・携帯代など節約方法以外にも、大学生の一人暮らしで見直すべき節約方法はまだまだあります。
主に挙げられるのが「交際費」や「娯楽費」の節約。
生活費とは少し項目が異なる部類になるのですが、「交際費」「娯楽費」を節約すると、無駄遣いが減り、生活費に充てる事ができるお金を捻出することができます。
飲み会の出費はかなり痛い!
大学生になると何かと出費してしまうのが「飲み会」。
飲み会に参加するだけで1回3,000円~4,000円が簡単に飛んでしまいます。
大学生ではサークルの新入生歓迎会や、友達との飲み会など、誘われるとつい足を運んでしまうんですね…。
もし月2回飲み会に参加したとして、ここで8,000円程度の出費!
(下手したら、1〜2週間分の食費に相当する金額です!!)
「8,000円程度ならまだ余裕がある!」とも思える金額ですが、実は大学生ならではの出費がまだまだかさみますよ。
友達や先輩との買い物
高校生まではアルバイトをしても地元で買い物をするのがメインになることがほとんどですが、大学生になって今までとは違う環境になると、買い物も楽しくなってしまいます。
楽しくなるとついお金を使ってしまい、「今月ちょっとお金が厳しくて」「給料日まで金欠で…」これは大学生がよく口にするフレーズ。
地方から都市部の大学に通うようになった学生にこの傾向があり、筆者もその1人でした…。
友達から誘われるバーゲン、「ここが安いから行こうよ!」と言われて安さに惑わされて必要のないものまで買ってしまったり…。
ついつい財布の紐も緩くなってしまうものです。
娯楽をもつ人はさらに出費が…
大学生は20歳を境にたばこを吸うようになったり、娯楽がさらに増えていきます。
たばこも最近は1箱400円程度しますので、1週間に1箱で頑張ったとしても、1ヶ月1,600円がかかるわけです。
愛煙家に1週間に1箱で我慢するなんて、拷問といえるくらいですよね…。
ですが、このたばこの出費は、大学生の一人暮らしには大きな影を落とします。
そしてゲームセンターなどで遊んだり、先輩や友達の影響でパチンコなどを楽しむこともあるでしょう。
あっという間に1万円使ってしまった…というのも珍しくありません。
「交際費」「娯楽費」の出費に関しては、アルバイト代で賄える範囲なら良いのですが、学費・家賃・生活費も自分で支払わなければならない場合は、なかなかキツイ出費となります。
日常生活に潤いを持たせるためにも、趣味も娯楽も人との付き合いも「すべて我慢しろ」とまでは言いませんが、節度を守ってお金を管理するようにしましょう。
周囲に流されての、無駄遣いは厳禁です!!
スポンサーリンク
生活費の捻出(アルバイト)と学業の両立について
大学生の一人暮らしは生活費がかかるんだな…と感じますよね。
筆者も出費の多さに驚いて、アルバイトの時間を見直すなどをした経験があります。
アルバイトと学業を両立させるためには、まずは土日にしっかりアルバイトをいれること。
友達と遊びたい気持ちもあると思いますが、土日にアルバイトを入れることで、土日×月4回で8日出勤することができますね。
1日6,000円を稼いだとして1ヶ月のお給料が4万8,000円。
その他平日の授業の状況で、短時間のアルバイトに入れるばベストです。
そうすると、月6万円くらいの金額を捻出できるようになるので、少し貯金に回すなど工夫しやすくなりますよ。
友達との付き合いはどうしていけばいい?
大学生になると、友達と出かける時間も増えて、出かける距離も遠くなって楽しみも増えるメリットがあります。
その反面、出費が増えて「ちょっと今回は誘いを断りたいな」と思うこともあるでしょう。
実は筆者も、お金が厳しいから今回の誘いは断りたい…と思うことが何度もありました。
ですが、「ここで断ったらもう誘われなくなるのかな?」「付き合いの悪い人と思われてしまうのかな?」と不安になってしまい、結局無理をして誘いに乗ることもしばしば…。
このような場合は正直に「今はお金が厳しい」と、友達に伝えることも大切。
正直に状況を話してそれでも一緒にいてくれる友達は、あなたと波長の合う友達ということです。
無理をしてまで一緒にいる友達って、かなり苦しいですし、これから長い間一緒にいるには難しいでしょう。
友達との付き合いは無理をせず、長く付き合える友達を選ぶのも大切ですよ。
どうしても友達と遊びたい時は出費をしないようにする
「お金を使うことはできないけれど、どうしても友達と遊びたい!」そんなときは、雰囲気を楽しむようにして、お金を使わないように参加するのも1つの方法です。
(例えば、友達と買い物に行く場合、自分は絶対に買い物をしない)
お金を使わなくても一緒にいるだけで、「ここでこんなに安いものが買えるんだ」「穴場スポット見つけた!」など、新しい発見があるものです。
お金を使わなくても楽しめる方法が見つかると、友達との時間の過ごし方もまた違った角度から楽しむことができるのでおすすめです。
スポンサーリンク
大学生の一人暮らしの生活費はこれで完璧
大学生の一人暮らしの生活費は、意外とギリギリで、なかなか貯金にお金を回せないなんてこともよくある話です。
実際に筆者も大学生の頃は本当に生活費だけでかつかつで、遊ぶお金が捻出できず困ったな…と感じたことはよくありました。
ですが、節約方法を身に着けることで社会人になってからも、活用することができます。
一人暮らしは「社会勉強」の一環として学ぶことも多く、特にお金のやりくりに関しては本当に勉強になります。
「使いすぎた!」と苦い思いをしたり、反対に「〇〇円貯金できた!」とお金のありがたみを感じることもできます。
ここでお伝えしたことが、みなさんの生活費の一助になりますように…。

大学1年生〜現在も継続して一人暮らしを行なっており、経験と知識は多彩。
大学生の頃、仕送りなしでアルバイトをしつつ一人暮らしをしていた経験を活かし、そのノウハウを当記事でご紹介いただきます。