こんにちは、emikiです。
私は、一人暮らし歴が13年になります。
現在は違いますが、長年にわたり東京・神奈川で一人暮らしをしていました。
今回は、女性の一人暮らしで最も気をつけたい事でもある「防犯面」に関しての記事です。
防犯面を考えると、女性の一人暮らしで「1階に住む」のはやめた方が良いと言われていますが、私は今まで、1階のアパートに住んだことがあります。
なぜかというと、私の場合は「金銭的な理由から」です。
1階の物件は、家賃が安く設定されているので、年収200万円程度の貧困女子だった私にはとてもありがたい存在でした。
「女性の一人暮らしは、防犯上の観点から住まない方が良い」という理屈は分かっているけど、私のように、止むを得ず1階の物件に住まざるを得ないという女性もいらっしゃることでしょう。
実際に1階で一人暮らしをしてみてどうだったかも合わせて紹介するので、是非物件選びの参考にしてみてください。
記事後半では、私が実際に感じた(体感した)1階に住む場合の防犯を意識した物件選びの注意点も合わせて紹介します。
内容がサクッと分かる目次
女の一人暮らしでアパート1階に住んでみて実際にはどうだった?
私が、一人暮らしで住んでいた1階のアパート物件は以下の通りです。
- 東京都世田谷区・田園都市線エリアの物件
- 最寄り駅から徒歩20分
- 築年数30年以上
- 木造2階建
- 間取りは1K(6畳一間)
- ユニットバス
- 家賃は5万円代(世田谷区の家賃相場、9.7万円)
- あたりは高級住宅が並ぶ一角
このようなスペックの物件の1階に住んでいました。
周辺環境の家賃相場は、9.7万円なので、当時の私はかなりの格安物件に住んでいたことになります(笑)。
まず最初に、1階の物件に住むメリット・デメリットを挙げていきます。
一人暮らし女性が「1階」に住むメリット
まずは、一人暮らし女性が1階に住むメリットから挙げていきます。
階段がないので、荷物の運搬の時に楽
1階最大のメリットは、階段がなく、荷物の運搬が楽チンなところです。
2階以上だと必然的に階段を使うことになり、大量に買った物を運ぶ時は結構な労力を必要とします。(エレベーターが付いている物件だと問題ないのですが)
玄関が近い
高層マンションの最上階と1階を比べてみてください。
1階に住んでいる方が、地上に近いので、外出する時に時間がかかりませんよね。
朝の通勤時間は特に、エレベーターが混んでなかなか自分の階に止まらないなんてこともありますが、1階はそのような悩みもありません。
玄関やエントランスが、地上と同じ階数にあるので、自宅を出るのに時間を要しません。
また、階段の上り下りがないので、忘れ物をした時も気軽に取りに帰れます。
災害時など何かあったらすぐに外に飛び出ることができる
地震・火災など、何かあった時にすぐに屋外に飛び出ることができることも1階ならではのメリットです。
私も1階の物件に住んでいた時に、東日本大地震があったのですが、何かの時はすぐ外に飛び出れる安心感がありました。
下の階に人がいないので、足音や物を置いたりする時など気にしなくて良い
木造や鉄骨は、足音・物を置く音・物を引きずる音などの騒音が下の階に響きます。
それが下の階の住人からのクレームの原因になる場合もあるのですが、1階だと下に住人がいないのでその辺は気にしなくて良いです。
夏は涼しい
1階は地面に近いので、夏は涼しいです。
反対に冬は寒いのですが。
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一人暮らし女性が「1階」に住むデメリット
続いて、女性の一人暮らしで1階に住むデメリットを挙げます。
日当たりが悪く、湿気が多い!カビ生えも注意
1階は日照時間が短いので、湿気が多いです。
だから季節によってはカビが大量発生する場合もあります。
世田谷の住まいではなかったのですが、他の1階の物件で、梅雨時期に衣服や木製棚に大量にカビが発生したことがあります。
冬は寒い
冬は底冷えがします。
でも反対に夏は涼しいです。
虫がよく出る
1階は虫が良くでます。
ゴキブリだけではありません。
ダンゴムシ、アリなどの地を這う虫が家に入ってきます・・・
上の階の騒音が下に響いてくる
木造や鉄骨は、足音・物を置く音・物を引きずる音などの騒音が下の階に響きます。
上の住人が、夜中でもお構いなしにドタバタとうるさい人もいます。
実際にそこに住んでみるまで、騒音の判断は難しいかもしれませんが、毎日のこととなるとノイローゼ気味になってしまうので気をつけましょう。
私も実際に何回か、上の階の騒音を管理会社に連絡して注意してもらったことがあります。
このアパート内の騒音問題は、1階住まい関係なく、最上階、角部屋、もしくは防音が備わった物件に住まない限り回避できない問題でもあります。
防犯上の不安
防犯上の観点から、女性が一人暮らしをする場合は1階の物件に住むことを避けた方が良いとされています。
理由は単純で、1回は外から室内に侵入されやすいため、「女性の一人暮らし」とバレてしまうと、犯罪に巻き込まれてしまうリスクが上がってしまうからです。
続いての章では、女性が1階に住む場合の「防犯」に関してご紹介します。
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女性の一人暮らしが1階に住む場合の防犯対策
防犯上の観点から、女性が一人暮らしをする場合は1階の物件に住まない方が良いとされていますが、実際に私が1階に一人暮らしをした時、犯罪や被害にあったことは、幸いにも一度もありませんでした。
しかし、
『窓1枚隔てただけで、すぐに外。窓を破って人が入ってきたらどうしよう』
『玄関で鍵を開けているとき、後ろから人が襲ってきたらどうしよう』
など、1階ならではの様々な犯罪被害を考えると不安も募るものです。
そのような事態を招かないためにも、1階に住むからこそ完璧な防犯対策を行いましょう。
防犯対策①防犯グッズを設置
窓を破られて侵入されるのを防ぐため、逃げる時間稼ぎをするために窓ガラスに保護フィルムを貼ると安心。
補助錠もつけておくと安心です。
玄関で鍵を開ける時に、後ろから人に襲われた時に活用できる防犯ブザー。
室内にいても何かあった時のために、置いておきましょう。
都会は人口密集度が高いので、大きな音を出せば犯人も逃げるし、周りの住人も異変に気付くはずです。
防犯対策②女性の一人暮らしを外観から悟らせない
女性が1階アパートに住む場合、決して外観から「女性の一人暮らし」ということを悟らせないようにしましょう。
- 女性らしいカーテンを使用しない
- カーテンをきちんと閉めて、室内を見せない
- 洗濯物を外に干さない
- 玄関周りやベランダに女性らしいものを置かない
- 男性ものの下着を干したり、男性の影を連想させるとさらに効果的
以上のことに気をつけるようにしてください。
防犯対策③在宅中でも無防備にドアを開けない
在宅中に、無防備にドアを開けることもあまり安全とは言えません。
インターフォンの応対はもちろん。

窓の換気の際も気を使った方が良いです。
部屋の窓を閉め切って、まったく窓を開けないという生活を送ることはなかなか難しいと思うので、
鍵のついた網戸を設置する
夜間に窓を開けっ放しにしない
ほんの数分間家を空けるだけでも、窓を開けっ放しにしない
など、常に防犯を意識しながら生活を送るようにしてください。
防犯対策④家の中だけでなく、外出時も防犯意識を高く持つ
在宅中だけではなく、帰宅時に何か犯罪に巻き込まれてしまう可能性も考えられます。
なので、家の中だけではなく、外出中もきちんと防犯意識を高く持つようにしましょう。
- アパートなどの建物に入る時は他に人がいないか確認する
- ゴミを出しに行くほんの数分間でも、施錠をきちんとする
- 家の中に入る前は、人の気配や不自然なものが置いてないか確認する
- 音楽を聴きながら夜道を歩かない
- スマホをいじりながら歩かない(通話も控えた方が良い)
- ミニスカートなどの露出が高い服装や、ヒールなど走りにくい靴を履く場合はいつも以上に気をつける
- エレベーターには他人と同乗しない
防犯対策に関しては、こちらの記事でさらに詳しく書いているので、ご熟読ください。

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女性の一人暮らしが1階に住む場合、防犯を意識した物件選びの具体例
防犯の観点から、女性の一人暮らしでは1階に住むことは控えた方が良いと言われていますが、金銭的など様々な理由から1階に住まざるを得ない場合も生じます。
その場合、どういった点に気をつけて物件を選んだら良いかを、私の実体験を元にご紹介します。
女性が1階に住むのなら角部屋は控えた方が良い
騒音やプライバシーの関係で、角部屋物件は人気です。
実際に角部屋は、家賃も少し高く設定してあります。
しかし、女性がもし1階に住む場合は、角部屋は控えた方が良いと、私は思います。
なぜなら、1階の角は死角となる隠れる場所があり、変質者にとったら格好の隠れ場所だからです。
私が住んでいた世田谷の物件も1階の角部屋でした。
幸いにも私は何もなかったのですが、その死角にもし人が隠れていて、帰宅時ドアを開けた瞬間、そのまま部屋に入られたら・・・
・・・考えただけでも恐ろしいですよね。
人通りが多いエリアに住む
女性が一人暮らしを行う場合、人通りがない静かな場所よりは、夜でもある程度人通りがある場所に住んだ方が良いです。
万が一の時、周りに人がいた方が助けを呼びやすいし、自分自身も人通りがある方が安心できます。
玄関が道路に面している物件と、ベランダが道路に面している物件
玄関が道路に面している物件
とは、こちらの図のような物件です。(雑な絵ですみません)
玄関が道路に面しているので、アパートに入って行く姿が丸見えになり、その人がどの部屋に住んでいるかが分かってしまいます。
しかし、ベランダ部分が奥まっているので、プライベートな空間は人目につきにくいです。
また、1K以上の場合は、部屋が道路より奥側になるので、車など道路からの騒音が部屋まで響いてこないというメリットもあります。
ベランダが道路に面している物件
とは、こちらの図のような物件です。
先ほどとは反対で、玄関はアパート1階の住人しか入らない奥側にあるので、どの部屋に誰が住んでいるか判別しづらいです。
しかし、玄関が奥にある分、人目につかないが故に変質者が潜みやすいという難点もあります。
さらに、ベランダが道路に面しているため、生活空間が見えてしまう可能性もあります。
特に、カーテンや窓の開閉時は気をつけなければなりません。
また、女性っぽい可愛いらしいカーテンを使っていると、「女性が住んでいる」と周りに教えているようなものなので、できれば男性向け・またはシンプルなデザインのカーテンを選ぶようにしましょう。
「玄関が道路に面している物件」と「ベランダが道路に面している物件」、玄関部分が人目につきやすいのか、プライベート空間が人目につきやすいのかで、それぞれ気をつけるべき防犯のポイントも変わってきます。
また、見える=その他大勢からも目につきやすいということも考えられるので、逆にそれが防犯になる場合もあります。
それぞれのメリット・デメリットを理解して物件選びの参考にしてみてください。
ちなみに、物件によっては両方オープンな物件もあります。
最後に
13年間一人暮らしをし、6回ほど引越しを経験した私ですが、やはり多くの物件の1階には男性が住んでいる印象です。
防犯面を考えた場合、それだけ女性は1階に住むことは望ましくないんですね。
また、防犯面を考えた場合、エントランスがある物件や、モニター付きインターホンが付いている物件に住んだ方が良いと言われていますが、防犯面に優れた物件は家賃が高い!!
私もそうでしたが、経済的理由で比較的防犯レベルが低い物件に住まざるを得ない場合もあるでしょう。
だから尚更、防犯意識を強く持って自分の身を守ることがとても大切で、一人暮らしを経験している女性だからこそ、さらに強い防犯意識を持つ必要があるのです。

2階以上に住んでいるからといって、決して安全という訳ではありません。
エントランスが付いている物件に住んでいるからといって、決して安全という訳ではありません。
極端にいうと、家族と同居しているからといって、変質者被害に合わないかといったら決してそんなことはありません。
やはり、自分自身が高い防犯意識を持って、日々の生活を送ることが必要不可欠なのです。
防犯対策に関しては、こちらの記事でさらに詳しく書いているので、ご熟読ください。


